2022年 第50週 (12月12日~12月18日) 2022年12月21日現在

 2022年第50週の定点当たり報告数は0.53(患者報告数2,592)となり、前週の定点当たり報告数0.25(患者報告数1,238)よりも増加した。都道府県別では岩手県(2.84)、富山県(1.33)、青森県(1.25)、熊本県(1.14)、東京都(1.12)、神奈川県(1.05)、福岡県(0.91)、大阪府(0.82)、沖縄県(0.80)、京都府(0.57)の順となっている。35都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。9都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約1.9万人(95%信頼区間:1.5~2.2万人)となり、前週の推計値(約0.8万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約0.2万人、5~9歳が約0.4万人、10~14歳が約0.2万人、15~19歳が約0.3万人、20代が約0.4万人、30代が約0.2万人、40代が約0.1万人、50代が約0.1万人、60代が約0.1万人となっている。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約5.4万人となった。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域はなく、注意報レベルを超えている保健所地域は1箇所であった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は13例であり、前週(12例)から増加した。9都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(1例)、1~4歳(4例)、5~9歳(3例)、20代(3例)、80歳以上(2例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2022年第46週~2022年第50週)では、AH3亜型が8件あった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004 National Institute of Infectious Diseases Japan, Infectious Disease Surveillance Center.