2022年 第48週 (11月28日~12月4日) 2022年12月7日現在

 2022年第48週の定点当たり報告数は0.13(患者報告数636)となり、前週の定点当たり報告数0.11(患者報告数535)よりも増加した。都道府県別では京都府(0.49)、岩手県(0.40)、大阪府(0.37)、熊本県(0.33)、愛媛県(0.31)、東京都(0.26)、神奈川県(0.20)、滋賀県(0.17)、三重県(0.14)、兵庫県(0.14)の順となっている。19都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。17都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約0.6万人(95%信頼区間:0.4~0.7万人)となり、前週の推計値(約0.6万人)と同程度であった。年齢別では、0~4歳が約0.1万人、5~9歳が約0.1万人、10~14歳が約0.1万人、15~19歳が約0.1万人、20代が約0.1万人となっている。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約2.7万人となった。
 全国の保健所地域で、警報レベル、注意報レベルを超えている地域はなかった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は5例であり、前週(2例)から増加した。5都道府県から報告があり、年齢別では 1~4歳(1例)、10~14歳(1例)、15~19歳(1例)、60代(1例)、70代(1例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2022年第44週~2022年第48週)では、AH3亜型が5件あった。

 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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