2021年 第08週 (2月22日~2月28日) 2021年3月3日現在

 2021年第8週の定点当たり報告数は0.01(患者報告数46)となり、前週の定点当たり報告数0.01と同程度であった。都道府県別では京都府(0.06)、岐阜県(0.05)、滋賀県(0.05)、沖縄県(0.03)、の順となっている。11道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。9県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約0.0万人(95%信頼区間:0~0.1万人)となり、前週の推計値(約0.1万人)と同程度であった。千人単位での推計となることから、年齢別での推計値については記載を省略する。また、2020年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1.4万人となった。
 全国の保健所地域で、警報レベル、注意報レベルを超えている地域はなかった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は6例であり、前週(8例)より減少した。4道県から報告があり、年齢別では30代(1例)、50代(1例)、60代(1例)、70代(1例)、80歳以上(2例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2021年第4週~2021年第8週)では、第6週の報告としてAH3亜型が2件あった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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