2021年 第05週 (2月1日~2月7日) 2021年2月10日現在

 2021年第5週の定点当たり報告数は0.02(患者報告数98)となり、前週の定点当たり報告数0.01より増加した。都道府県別では山形県(0.98)、三重県(0.13)、島根県(0.08)、富山県(0.04)、北海道(0.03)、栃木県(0.03)、滋賀県(0.03)、広島県(0.03)、の順となっている。12道県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。11府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約0.1万人(95%信頼区間:0~0.2万人)となり、前週の推計値(約0.1万人)と同程度であった。千人単位での推計となることから、年齢別での推計値については記載を省略する。また、2020年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1.2万人となった。
 全国の保健所地域で、警報レベル、注意報レベルを超えている地域はなかった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は4例であり、前週(8例)より減少した。3道県から報告があり、年齢別では50代(1例)、70代(2例)、80代(1例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2021年第1週~2021年第5週)の報告はなかった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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