2020年 第14週 (3月30日~4月5日) 2020年4月8日現在

 2020年第14週の定点当たり報告数は0.15(患者報告数750)となり、前週の定点当たり報告数0.27よりも減少した。都道府県別では青森県(0.98)、岩手県(0.58)、富山県(0.48)、岡山県(0.45)、鳥取県(0.41)、京都府(0.38)、福井県(0.32)、沖縄県(0.31)、大阪府(0.31)、島根県(0.29)の順となっている。8県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。33都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられ、1県は前週に引き続き報告がなく、5県は前週から定点当たり報告の増減がなかった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約0.4万人(95%信頼区間:0.3~0.5万人)となり、前週の推計値(約0.8万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約0.1万人、5~9歳が約0.1万人、10~14歳が約0万人、15~19歳が約0万人、20代が約0.1万人、30代が約0.1万人、40代が約0万人、50代が約0万人、60代が約0万人、70歳以上が約0万人となっている。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約728.5万人となった。
 全国の保健所地域で、警報レベル、注意報レベルを超えている地域はなかった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は11例であり、前週(24例)より減少した。9県から報告があり、年齢別では1~9歳(2例)、20代(1例)、40代(1例)、70代(2例)、80歳以上(5例)であった。 
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2020年第10週~2020年第14週)ではB型(67%)、AH1pdm09(30%)、AH3亜型(2%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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