2020年 第12週 (3月16日~3月22日) 2020年3月25日現在

 2020年第12週の定点当たり報告数は0.54(患者報告数2,654)となり、前週の定点当たり報告数1.29よりも減少した。都道府県別では青森県(2.18)、岩手県(1.65)、石川県(1.60)、岡山県(1.54)、京都府(1.15)、富山県(1.04)、沖縄県(1.02)、大阪府(1.02)、秋田県(0.91)、福井県(0.81)の順となっている。47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約1.5万人(95%信頼区間:1.3~1.7万人)となり、前週の推計値(約4万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約0.3万人、5~9歳が約0.5万人、10~14歳が約0.1万人、15~19歳が約0.1万人、20代が約0.1万人、30代が約0.2万人、40代が約0.1万人、50代が約0万人、60代が約0万人、70歳以上が約0万人となっている。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約727.3万人となった。
 全国の保健所地域で、警報レベル、注意報レベルを超えている地域はなかった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は25例であり、前週(48例)より減少した。18道府県から報告があり、年齢別では0歳(1例)、1~9歳(8例)、20代(3例)、30代(1例)、70代(2例)、80歳以上(10例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2020年第8週~2020年第12週)ではB型(59%)、AH1pdm09(39%)、AH3亜型(2%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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