2020年 第09週 (2月24日~3月1日) 2020年3月4日現在

 2020年第9週の定点当たり報告数は4.77(患者報告数23,605)となり、前週の定点当たり報告数6.12より減少した。都道府県別では北海道(13.79)、石川県(10.38)、大阪府(9.80)、岩手県(7.61)、愛知県(7.57)、京都府(7.02)、兵庫県(6.77)、奈良県(6.71)、岡山県(6.54)、沖縄県(5.83)、三重県(5.71)、滋賀県(5.21)、の順となっている。4府県で前週の定点当たり報告数より増加がみられ、43都道府県で前週の定点当たり報告数より減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると16.1約万人(95%信頼区間14.1~18.2万人)となり、前週の推計値(約20.2万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約1.9万人、5~9歳が約6.5万人、10~14歳が約3.9万人、15~19歳が約0.7万人、20代が約0.7万人、30代が約1.1万人、40代が約0.7万人、50代が約0.3万人、60代が約0.2万人、70代以上が約0.2万人となっている。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約711.5万人となった。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は17箇所(8道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は39箇所(11道府県)であった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は149例であり、前週(195例)より減少した。36都道府県から報告があり、年齢別では0歳(9例)、1~9歳(65例)、10代(15例)、20代(1例)、30代(5例)、40代(4例)、50代(2例)、60代(9例)、70代(13例)、80歳以上(26例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2020年第5週~2020年第9週)ではAH1pdm09(72%)、B型(27%)、AH3亜型(1%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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