2020年 第08週 (2月17日~2月23日) 2020年2月26日現在

 2020年第8週の定点当たり報告数は6.12(患者報告数30,192)となり、前週の定点当たり報告数7.49より減少した。
 都道府県別では北海道(16.31)、石川県(13.00)、大阪府(10.98)、岩手県(8.95)、愛知県(8.81)、奈良県(8.33)、兵庫県(8.31)、沖縄県(7.76)、滋賀県(7.75)、三重県(7.44)、埼玉県(6.99)、京都府(6.92)、岡山県(6.87)、群馬県(6.64)、愛媛県(6.59)、長野県(6.36)、新潟県(6.28)、の順となっている。2県で前週の定点当たり報告数より増加がみられ、45都道府県で前週の定点当たり報告数より減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約20.2万人(95%信頼区間18.2~22.2万人)となり、前週の推計値(約26.3万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約2.1万人、5~9歳が約7.4万人、10~14歳が約4.9万人、15~19歳が約0.9万人、20代が約0.8万人、30代が約1.4万人、40代が約1.2万人、50代が約0.7万人、60代が約0.5万人、70代以上が約0.5万人となっている。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約695.4万人となった。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は28箇所(12道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は51箇所(21道府県)であった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は195例であり、前週(337例)より減少した。43都道府県から報告があり、年齢別では0歳(14例)、1~9歳(80例)、10代(15例)、20代(3例)、30代(4例)、40代(3例)、50代(4例)、60代(20例)、70代(19例)、80歳以上(33例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2020年第4週~2020年第8週)ではAH1pdm09(76%)、B型(23%)、AH3亜型(1%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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