2020年 第07週 (2月10日~2月16日) 2020年2月19日現在

 2020年第7週の定点当たり報告数は7.49(患者報告数37,198)となり、前週の定点当たり報告数9.04より減少した。
 都道府県別では北海道(16.38)、石川県(12.15)、大阪府(11.62)、沖縄県(10.26)、滋賀県(10.23)、愛知県(10.13)、岩手県(9.82)、兵庫県(9.53)、京都府(8.96)、福井県(8.89)、奈良県(8.64)、群馬県(8.47)、岡山県(8.27)、長野県(8.21)、埼玉県(8.19)、新潟県(8.08)、愛媛県(7.85)、千葉県 (7.82)の順となっている。5道府県で前週の定点当たり報告数より増加がみられ、42都府県で前週の定点当たり報告数より減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約26.3万人(95%信頼区間23.7~28.9万人)となり、前週の推計値(約31.5万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約2.9万人、5~9歳が約8.8万人、10~14歳が約5.8万人、15~19歳が約1.2万人、20代が約1.2万人、30代が約1.8万人、40代が約1.9万人、50代が約1.1万人、60代が約0.9万人、70代以上が約0.7万人となっている。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約675.2万人となった。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は49箇所(22道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は63箇所(24都道府県)であった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は335例であり、前週(465例)より減少した。45都道府県から報告があり、年齢別では0歳(15例)、1~9歳(128例)、10代(30例)、20代(3例)、30代(4例)、40代(8例)、50代(11例)、60代(29例)、70代(40例)、80歳以上(67例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2020年第3週~2020年第7週)ではAH1pdm09(82%)、B型(17%)、AH3亜型(1%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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