2019年 第51週 (12月16日~12月22日) 2019年12月25日現在

 2019年第51週の定点当たり報告数は21.22(患者報告数105,221)となり、前週の定点当たり報告数15.62より増加した。
 都道府県別では山口県(41.46)、宮城県(31.8)、埼玉県(29.57)、大分県(28.91)、愛知県(27.55)、富山県(26.88)、長野県(26.6)、北海道(26.28)、山形県(26.22)、福島県(26.17)、熊本県(25.84)、千葉県(24.76)、新潟県(24.54)、鹿児島県(23.64)、神奈川県(23.26)、秋田県(22.96)、広島県(22.72)、青森県(22.52)、東京都(22.3)、島根県(22.24)、栃木県(22.13)、福岡県(21.73)の順となっている。45都府県で前週の定点当たり報告数より増加がみられ、1道1県で前週の定点当たり報告数より減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約76.2万人(95%信頼区間71.6~80.7万人)となり、前週の推計値(約53.5万人)より増加した。年齢別では、0~4歳が約8.7万人、5~9歳が約19.8万人、10~14歳が約12.8万人、15~19歳が約3.5万人、20代が約4.3万人、30代が約6.7万人、40代が約9.7万人、50代が約5.1万人、60代が約3.1万人、70代以上が約2.5万人となっている。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約227.1万人となった。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は111箇所(1都1道2府30県)、注意報レベルを超えている保健所地域は350箇所(全47都道府県)であった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,184例であり、前週(858例)より増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(59例)、1~9歳(412例)、10代(104例)、20代(8例)、30代(23例)、40代(29例)、50代(53例)、60代(102例)、70代(181例)、80歳以上(213例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第47~51週)ではAH1pdm09(97%)、AH3亜型(2%)、B型(1%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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