2019年第41週の定点当たり報告数は0.90（患者報告数4,421）となり、前週の定点当たり報告数0.99より減少した。
　都道府県別では沖縄県（18.02）、鹿児島県（4.08）、佐賀県（2.77）、福岡県（1.76）、新潟県（1.56）、福島県（1.11）、愛媛県（1.07）、石川県（1.06）、東京都（1.01）、京都府（0.89）の順となっている。22道府県で前週の報告数より増加がみられたが、4県で増減に変化なく、21都府県で前週の報告数より減少がみられた。
　定点医療機関からの報告をもとにした推計受診者数については、現在システムの調整を行っていることから、可能となった時点から情報提供を行う予定である。
　全国で警報レベルを超えている保健所地域は4箇所（1県）、注意報レベルを超えている保健所地域は2箇所（2県）であった。
　基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は84例であり、前週（88例）より減少した。21都道府県から報告があり、年齢別では0歳（1例）、1～9歳（34例）、10代（2例）、30代（4例）、40代（1例）、50代（6例）、60代（8例）、70代（14例）、80歳以上（14例）であった。
　国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間（2019年第37～41週）ではAH1pdm09（85%）、AH3亜型（8%）、B型（7%）の順であった。
　詳細は国立感染症研究所ホームページ（https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html）を参照されたい。