2019年 第39週 (9月23日~9月29日) 2019年10月2日現在

 2019/20シーズンのインフルエンザについては、例年より早い定点当たり報告数の増加が見られることから、インフルエンザ流行レベルマップを通した情報提供の開始を早めることとした。定点医療機関からの報告をもとにした推計受診者数については、現在システムの調整を行っていることから、可能となった時点から情報提供を行う予定である。
 2019年第39週の定点当たり報告数は0.92(患者報告数4,543)となり、前週の定点当たり報告数1.16より減少した。
 都道府県別では沖縄県(34.72)、鹿児島県(2.16)、佐賀県(1.69)、大分県(1.36)、石川県(1.33)、福岡県(1.18)、東京都(0.96)の順となっている。18道県で前週の報告数より増加がみられたが、29都府県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は4箇所(1県)、注意報レベルを超えている保健所地域は3箇所(2県)であった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は73例であり、前週(110例)より減少した。17都府県から報告があり、年齢別では0歳(2例)、1~9歳(27例)、10代(1例)、30代(4例)、40代(2例)、50代(5例)、60代(5例)、70代(10例)、80歳以上(17例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の4週間(2019年第36~39週)ではAH1pdm09(73%)、AH3亜型(17%)、B型(10%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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流行レベルマップの見方
     


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