2019年 第20週 (5月13日~5月19日) 2019年5月22日現在

 2019年第20週の定点当たり報告数は0.92(患者報告数4,559)となり、前週の定点当たり報告数0.74より増加した。
 都道府県別では沖縄県(4.45)、福島県(2.80)、岩手県(1.77)、山形県(1.65)、長野県(1.52)、鳥取県(1.52)、石川県(1.42)、愛知県(1.42)の順となっている。37都道府県で前週の報告数より増加がみられたが、10県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は0箇所、注意報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約3.2万人(95%信頼区間2.8~3.6万人)となり、前週の推計値(約3.0万人)より増加した。年齢別では、0~4歳が約0.5万人、5~9歳が約0.5万人、10~14歳が約0.5万人、15~19歳が約0.4万人、20代が約0.4万人、30代が約0.3万人、40代が約0.2万人、50代が約0.1万人、60代が約0.1万人、70代以上が約0.1万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,209.9万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は56例であり、前週(57例)より減少した。25道府県から報告があり、年齢別では0歳(5例)、1~9歳(13例)、10代(2例)、20代(1例)、30代(1例)、50代(2例)、60代(3例)、70代(7例)、80歳以上(22例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第16~20週)ではB型(56%)、AH3亜型(38%)、AH1pdm09(6%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。

なお、2018-2019年シーズンのインフルエンザ流行レベルマップの公表については、今週をもって終了とする。



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流行レベルマップの見方
     


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