2019年 第19週 (5月6日~5月12日) 2019年5月15日現在

 2019年第19週の定点当たり報告数は0.74(患者報告数3,636)となり、前週の定点当たり報告数1.02より減少した。
 都道府県別では沖縄県(4.60)、岩手県(1.89)、秋田県(1.80)、福島県(1.72)、鳥取県(1.31)、愛媛県(1.23)、長野県(1.20)、青森県(1.09)、岐阜県(1.05)の順となっている。14都県で前週の報告数より増加がみられたが、33道府県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域、注意報レベルを超えている保健所地域は、ともに0箇所となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約3.0万人(95%信頼区間2.6~3.5万人)となり、前週の推計値(約3.2万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約0.2万人、5~9歳が約0.3万人、10~14歳が約0.3万人、15~19歳が約0.4万人、20代が約0.6万人、30代が約0.4万人、40代が約0.2万人、50代が約0.2万人、60代が約0.2万人、70代以上が約0.2万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,206.7万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は57例であり、前週(105例)より減少した。23都道府県から報告があり、年齢別では0歳(1例)、1~9歳(14例)、10代(3例)、20代(5例)、30代(1例)、40代(1例)、50代(2例)、60代(1例)、70代(10例)、80歳以上(19例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第15~19週)ではAH3亜型(54%)、B型(38%)、AH1pdm09(8%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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