2019年 第18週 (4月29日~5月5日) 2019年5月9日現在

 2019年第18週の定点当たり報告数は1.02(患者報告数4,703)となり、前週の定点当たり報告数2.17より減少した。
 都道府県別では沖縄県(7.83)、秋田県(6.38)、福島県(3.08)、岩手県(2.77)、北海道(1.75)、青森県(1.75)、滋賀県(1.67)、岐阜県(1.56)、鳥取県(1.55)の順となっている。6県で前週の報告数より増加がみられたが、41都道府県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は0箇所、注意報レベルを超えている保健所地域は6箇所(4道府県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約3.2万人(95%信頼区間2.7~3.7万人)となり、前週の推計値(約8.4万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約0.3万人、5~9歳が約0.4万人、10~14歳が約0.3万人、15~19歳が約0.4万人、20代が約0.4万人、30代が約0.4万人、40代が約0.3万人、50代が約0.2万人、60代が約0.1万人、70代以上が約0.2万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,203.7万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は105例であり、前週(157例)より減少した。31都道府県から報告があり、年齢別では0歳(6例)、1~9歳(18例)、10代(2例)、30代(3例)、40代(2例)、50代(3例)、60代(10例)、70代(23例)、80歳以上(38例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第14~18週)ではAH3亜型(60%)、B型(29%)、AH1pdm09(11%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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