2019年 第17週 (4月22日~4月28日) 2019年5月7日現在

 2019年第17週の定点当たり報告数は2.17(患者報告数10,601)となり、前週の定点当たり報告数2.54より減少した。
 都道府県別では秋田県(6.22)、福島県(4.84)、沖縄県(4.56)、岩手県(4.32)、山梨県(3.88)、長野県(3.56)、青森県(3.05)、東京都(2.90)、山形県(2.89)、新潟県(2.89)、埼玉県(2.81)、鳥取県(2.79)、愛知県(2.68)の順となっている。11府県で前週の報告数より増加がみられたが、36都道府県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は0箇所、注意報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1道)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約8.4万人(95%信頼区間7.5~9.3万人)となり、前週の推計値(約9.6万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約0.9万人、5~9歳が約1.7万人、10~14歳が約1.2万人、15~19歳が約1.0万人、20代が約0.9万人、30代が約0.8万人、40代が約0.6万人、50代が約0.4万人、60代が約0.4万人、70代以上が約0.5万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,200.5万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は155例であり、前週(178例)より減少した。35都道府県から報告があり、年齢別では0歳(5例)、1~9歳(31例)、10代(6例)、20代(4例)、30代(2例)、40代(2例)、50代(4例)、60代(16例)、70代(22例)、80歳以上(63例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第13~17週)ではAH3亜型(61%)、B型(27%)、AH1pdm09(12%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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