2019年 第15週 (4月8日~4月14日) 2019年4月17日現在

 2019年第15週の定点当たり報告数は1.67(患者報告数8,282)となり、前週の定点当たり報告数1.46より増加した。
 都道府県別では秋田県(7.09)、青森県(4.26)、沖縄県(3.98)、福島県(3.49)、石川県(3.29)、山形県(3.28)、宮城県(3.09)、新潟県(2.87)、岩手県(2.69)、鳥取県(2.62)、長崎県(2.53)、長野県(2.47)、香川県(2.26)の順となっている。33都府県で前週の報告数より増加がみられたが、14道県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は0箇所、注意報レベルを超えている保健所地域は6箇所(6道県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約6.5万人(95%信頼区間5.8~7.3万人)となり、前週の推計値(約5.6万人)より増加した。年齢別では、0~4歳が約0.9万人、5~9歳が約0.9万人、10~14歳が約0.4万人、15~19歳が約0.5万人、20代が約0.9万人、30代が約0.8万人、40代が約0.6万人、50代が約0.5万人、60代が約0.4万人、70代以上が約0.5万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,182.5万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は178例であり、前週(178例)と同数であった。41都道府県から報告があり、年齢別では0歳(6例)、1~9歳(34例)、10代(3例)、20代(3例)、30代(3例)、40代(4例)、50代(3例)、60代(15例)、70代(31例)、80歳以上(76例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第11~15週)ではAH3亜型(64%)、AH1pdm09(20%)、B型(16%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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