2019年 第14週 (4月1日~4月7日) 2019年4月10日現在

 2019年第14週の定点当たり報告数は1.46(患者報告数7,227)となり、前週の定点当たり報告数1.73より減少した。
 都道府県別では秋田県(8.00)、青森県(5.02)、沖縄県(3.52)、福島県(3.36)、新潟県(3.31)、山形県(3.24)、福井県(2.59)、宮城県(2.45)、香川県(2.45)の順となっている。14都県で前週の報告数より増加がみられたが、33道府県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は0箇所、注意報レベルを超えている保健所地域は6箇所(5道県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約5.6万人(95%信頼区間5.0~6.2万人)となり、前週の推計値(約6.1万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約0.8万人、5~9歳が約0.7万人、10~14歳が約0.3万人、15~19歳が約0.4万人、20代が約0.7万人、30代が約0.7万人、40代が約0.6万人、50代が約0.4万人、60代が約0.5万人、70代以上が約0.5万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,176.0万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は174例であり、前週(206例)より減少した。40都道府県から報告があり、年齢別では0歳(6例)、1~9歳(30例)、10代(11例)、20代(3例)、30代(3例)、40代(1例)、50代(7例)、60代(20例)、70代(37例)、80歳以上(56例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第10~14週)ではAH3亜型(71%)、AH1pdm09(21%)、B型(8%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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