2019年 第13週 (3月25日~3月31日) 2019年4月3日現在

 2019年第13週の定点当たり報告数は1.73(患者報告数8,567)となり、前週の定点当たり報告数2.49より減少した。
 都道府県別では秋田県(6.50)、青森県(5.32)、沖縄県(4.78)、山形県(4.09)、新潟県(3.92)、香川県(3.68)、宮城県(3.40)、長崎県(3.29)、愛媛県(3.28)、福島県(3.19)、石川県(3.04)、宮崎県(3.03)の順となっている。1県で前週の報告数より増加がみられたが、46都道府県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)、注意報レベルを超えている保健所地域は3箇所(3県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約6.1万人(95%信頼区間5.6~6.7万人)となり、前週の推計値(約8.6万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約0.8万人、5~9歳が約0.8万人、10~14歳が約0.6万人、15~19歳が約0.3万人、20代が約0.7万人、30代が約0.7万人、40代が約0.7万人、50代が約0.5万人、60代が約0.5万人、70代以上が約0.5万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,170.4万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は204例であり、前週(298例)より減少した。41都道府県から報告があり、年齢別では0歳(7例)、1~9歳(35例)、10代(8例)、20代(4例)、30代(2例)、40代(4例)、50代(7例)、60代(26例)、70代(29例)、80歳以上(82例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第9~13週)ではAH3亜型(78%)、AH1pdm09(17%)、B型(5%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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