2019年 第12週 (3月18日~3月24日) 2019年3月27日現在

 2019年第12週の定点当たり報告数は2.49(患者報告数12,320)となり、前週の定点当たり報告数2.92より減少した。
 都道府県別では秋田県(9.65)、青森県(9.51)、宮城県(5.40)、沖縄県(5.21)、香川県(4.94)、鳥取県(4.90)、長崎県(4.84)、新潟県(4.72)、山形県(4.64)、宮崎県(4.64)の順となっている。6県で前週の報告数より増加がみられたが、2県では増減はなく、39都道府県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は6箇所(5都県)、注意報レベルを超えている保健所地域は10箇所(7道県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約8.6万人(95%信頼区間7.7~9.5万人)となり、前週の推計値(約10.1万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約1.0万人、5~9歳が約1.5万人、10~14歳が約1.1万人、15~19歳が約0.5万人、20代が約0.7万人、30代が約0.9万人、40代が約0.8万人、50代が約0.7万人、60代が約0.5万人、70代以上が約0.7万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,164.3万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は292例であり、前週(278例)より増加した。46都道府県から報告があり、年齢別では0歳(8例)、1~9歳(49例)、10代(1例)、20代(3例)、30代(4例)、40代(5例)、50代(12例)、60代(18例)、70代(45例)、80歳以上(147例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第8~12週)ではAH3亜型(79%)、AH1pdm09(20%)、B型(1%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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