2019年 第11週 (3月11日~3月17日) 2019年3月20日現在

 2019年第11週の定点当たり報告数は2.92(患者報告数14,488)となり、前週の定点当たり報告数4.12より減少した。
 都道府県別では青森県(11.17)、秋田県(8.20)、福井県(6.63)、山形県(6.38)、鳥取県(6.00)、福島県(5.89)、宮城県(5.87)、沖縄県(5.81)、山口県(5.55)、岩手県(5.38)、香川県(5.23)、新潟県(5.22)の順となっている。3県で前週の報告数より増加がみられたが、44都道府県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は13箇所(11都道県)、注意報レベルを超えている保健所地域は17箇所(8道県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約10.1万人(95%信頼区間9.1~11.1万人)となり、前週の推計値(約15.0万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約1.2万人、5~9歳が約1.9万人、10~14歳が約1.4万人、15~19歳が約0.6万人、20代が約0.8万人、30代が約1.0万人、40代が約1.0万人、50代が約0.8万人、60代が約0.6万人、70代以上が約0.8万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,155.7万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は277例であり、前週(365例)より減少した。44都道府県から報告があり、年齢別では0歳(7例)、1~9歳(56例)、10代(12例)、20代(2例)、30代(1例)、40代(5例)、50代(7例)、60代(29例)、70代(45例)、80歳以上(113例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第7~11週)ではAH3亜型(76%)、AH1pdm09(22%)、B型(2%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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