2019年 第10週 (3月4日~3月10日) 2019年3月13日現在

 2019年第10週の定点当たり報告数は4.12(患者報告数20,454)となり、前週の定点当たり報告数5.93より減少した。
 都道府県別では秋田県(9.09)、山形県(9.04)、福島県(8.80)、青森県(8.78)、新潟県(7.89)、宮城県(7.73)、島根県(7.50)、山口県(7.19)、鳥取県(7.03)、石川県(6.92)、岩手県(6.80)、長野県(6.72)、福井県(6.46)、北海道(6.12)、沖縄県(6.12)、愛媛県(6.05)の順となっている。2県で前週の報告数より増加がみられたが、45都道府県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は27箇所(17都道県)、注意報レベルを超えている保健所地域は14箇所(8道県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約15万人(95%信頼区間13.8~16.2万人)となり、前週の推計値(約22.1万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約1.8万人、5~9歳が約2.6万人、10~14歳が約2.0万人、15~19歳が約0.9万人、20代が約1.3万人、30代が約1.5万人、40代が約1.4万人、50代が約1.2万人、60代が約1.0万人、70代以上が約1.3万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,145.6万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は363例であり、前週(472例)より減少した。45都道府県から報告があり、年齢別では0歳(15例)、1~9歳(57例)、10代(11例)、20代(3例)、30代(8例)、40代(7例)、50代(20例)、60代(34例)、70代(56例)、80歳以上(152例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第6~10週)ではAH3亜型(73%)、AH1pdm09(25%)、B型(2%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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