2019年 第09週 (2月25日~3月3日) 2019年3月6日現在

 2019年第9週の定点当たり報告数は5.93(患者報告数29,384)となり、前週の定点当たり報告数8.99より減少した。
 都道府県別では福島県(12.43)、山形県(11.87)、新潟県(10.97)、青森県(10.43)、沖縄県(9.72)、石川県(9.56)、岩手県(9.31)、宮城県(9.03)、長野県(8.98)、宮崎県(8.75)の順となっている。全都道府県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は61箇所(25道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は9箇所(6道県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約22.1万人(95%信頼区間20.5~23.7万人)となり、前週の推計値(約33.3万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約3.2万人、5~9歳が約3.7万人、10~14歳が約2.8万人、15~19歳が約1.1万人、20代が約1.7万人、30代が約2.2万人、40代が約2.3万人、50代が約1.6万人、60代が約1.6万人、70代以上が約1.9万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,130.6万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は470例であり、前週(682例)より減少した。46都道府県から報告があり、年齢別では0歳(14例)、1~9歳(85例)、10代(20例)、20代(4例)、30代(5例)、40代(11例)、50代(15例)、60代(49例)、70代(85例)、80歳以上(182例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第5~9週)ではAH3亜型(68%)、AH1pdm09(30%)、B型(2%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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