2019年 第08週 (2月18日~2月24日) 2019年2月27日現在

 2019年第8週の定点当たり報告数は8.99(患者報告数44,601)となり、前週の定点当たり報告数12.49より減少した。
 都道府県別では山形県(16.66)、福島県(16.55)、新潟県(15.42)、宮崎県(14.07)、宮城県(13.60)、沖縄県(13.24)、長崎県(12.87)、秋田県(12.79)、石川県(12.54)、鳥取県(12.45)、岩手県(12.43)、大分県(12.21)、青森県(12.09)の順となっている。44都道府県で前週の報告数より減少がみられたが、3県では前週の報告数より増加がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は175箇所(42都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は15箇所(12道府県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約33.3万人(95%信頼区間31.3~35.3万人)となり、前週の推計値(約45.9万人)より減少した。年齢別では、0~4歳が約4.5万人、5~9歳が約5.8万人、10~14歳が約3.8万人、15~19歳が約1.6万人、20代が約2.6万人、30代が約3.4万人、40代が約3.3万人、50代が約2.8万人、60代が約2.3万人、70代以上が約3.2万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,108.5万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は681例であり、前週(932例)より減少した。全都道府県から報告があり、年齢別では0歳(26例)、1~9歳(139例)、10代(17例)、20代(9例)、30代(4例)、40代(17例)、50代(22例)、60代(59例)、70代(126例)、80歳以上(262例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第4~8週)ではAH3亜型(67%)、AH1pdm09(31%)、B型(2%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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