2019年 第04週 (1月21日~1月27日) 2019年1月30日現在

 2019年第4週の定点当たり報告数は57.09(患者報告数283,388)となり、前週の定点当たり報告数53.91より増加した。
 都道府県別では埼玉県(84.09)、新潟県(77.70)、千葉県(73.00)、宮城県(69.81)、神奈川県(67.94)、栃木県(67.00)、大分県(65.45)、長野県(64.72)、東京都(64.18)、石川県(63.96)、福島県(63.19)、福岡県(62.70)、茨城県(61.88)、愛知県(61.82)、群馬県(58.02)の順となっている。31都道府県で前週の報告数より増加がみられたが、16府県で前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は510箇所(全都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は46箇所(23都道府県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約222.6万人(95%信頼区間211.6~233.6万人)となり、前週の推計値(約213.0万人)より増加した。年齢別では、0~4歳が約26.9万人、5~9歳が約41.1万人、10~14歳が約29.0万人、15~19歳が約13.2万人、20代が約16.7万人、30代が約21.3万人、40代が約23.6万人、50代が約17.6万人、60代が約15.1万人、70代以上が約18.2万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約764.1万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は3,205例であり、前週(3,363例)より減少した。全都道府県から報告があり、年齢別では0歳(122例)、1~9歳(608例)、10代(108例)、20代(31例)、30代(40例)、40代(65例)、50代(112例)、60代(279例)、70代(616例)、80歳以上(1,224例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第52週~2019年第4週)ではAH1pdm09(50%)、AH3亜型(49%)、B型(1%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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