2018年 第50週 (12月10日~12月16日) 2018年12月19日現在

 2018年第50週の定点当たり報告数は3.35(患者報告数16,589)となり、前週の定点当たり報告数1.70よりも増加した。
 都道府県別では北海道(9.59)、愛知県(8.41)、香川県(7.13)、奈良県(5.20)、三重県(5.04)、大分県(4.55)、鹿児島県(4.26)、福岡県(4.06)、熊本県(3.88)、大阪府(3.84)、兵庫県(3.81)、千葉県(3.79)、富山県(3.77)、新潟県(3.72)、和歌山県(3.59)、神奈川県(3.53)、岐阜県(3.46)、山形県(3.36)の順となっている。46都道府県で前週の報告数より増加がみられたが、1県では前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は3箇所(1道2県)、注意報レベルを超えている保健所地域は31箇所(1道1府13県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約11.8万人(95%信頼区間10.5~13.1万人)となり、前週の推計値(約6.3万人)より増加した。年齢別では、0~4歳が約1.4万人、5~9歳が約3.5万人、10~14歳が約2.1万人、15~19歳が約0.5万人、20代が約0.8万人、30代が約0.9万人、40代が約1.1万人、50代が約0.6万人、60代が約0.4万人、70代以上が約0.3万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約30.5万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は147例であり、前週(88例)から増加した。37都道府県から報告があり、年齢別では0歳(8例)、1~9歳(40例)、10代(13例)、20代(2例)、40代(6例)、50代(4例)、60代(19例)、70代(21例)、80歳以上(34例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第46~50週)ではAH1pdm09、AH3亜型、B型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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