2018年 第47週 (11月19日~11月25日) 2018年11月28日現在

 2018年第47週の定点当たり報告数は0.52(患者報告数2,572)となり、前週の定点当たり報告数0.38より増加した。
 都道府県別では三重県(1.33)、青森県(1.18)、鹿児島県(1.18)、沖縄県(1.03)、埼玉県(0.84)、香川県(0.83)、奈良県(0.78)、福岡県(0.74)、愛知県(0.72)の順となっている。33道府県で前週の報告数より増加がみられたが、3県では増減がなく、11都県では前週の報告数より減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域はなかったが、注意報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約1.8万人(95%信頼区間1.3~2.3万人)となり、前週の推計値(約1.3万人)より増加した。年齢別では、0~4歳が約0.3万人、5~9歳が約0.5万人、10~14歳が約0.3万人、15~19歳が約0.1万人、20代が約0.1万人、30代が約0.2万人、40代が約0.2万人、50代が約0.1万人、60代が約0.1万人、70代以上が約0.1万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約9万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は47例であり、前週(16例)から増加した。23道府県から報告があり、年齢別では0歳(4例)、1~9歳(20例)、10代(2例)、30代(1例)、40代(2例)、60代(1例)、70代(7例)、80歳以上(10例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第43~47週)ではAH1pdm09、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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