2018年 第19週 (5月7日~5月13日) 2018年5月16日現在

 2018年第19週の定点当たり報告数は0.42(患者報告数2,072)となり、前週の定点当たり報告数0.61よりも減少した。
 都道府県別では岩手県(1.77)、沖縄県(1.70)、鳥取県(1.62)、徳島県(1.41)、青森県(1.28)、秋田県(1.15)、北海道(1.04)、福島県(1.01)の順となっている。13府県で増加がみられたが、31都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域、注意報レベルを超えている保健所地域は、ともに0箇所となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約3万人(95%信頼区間:2~3万人)となり、前週の推計値(約5万人)よりも減少した。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約2,257万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は43例であり、前週(79例)から減少した。22都道府県から報告があり、年齢別では0歳(1例)、1~9歳(5例)、10代(2例)、30代(2例)、40代(2例)、50代(1例)、60代(5例)、70代(4例)、80歳以上(21例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第15~第19週)ではAH3型、B型、次いでAH1pdm09型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
 なお、2017-2018年シーズンのインフルエンザ流行レベルマップの公表については、今週をもって終了とする。



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流行レベルマップの見方
     


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