2018年 第16週 (4月16日~4月22日) 2018年4月25日現在

 2018年第16週の定点当たり報告数は1.76(患者報告数8,690)となり、前週の定点当たり報告数1.66よりも増加した。
 都道府県別では岩手県(8.09)、山形県(6.46)、新潟県(6.27)、福島県(6.18)、青森県(6.05)、秋田県(5.78)、北海道(4.96)、石川県(3.69)、長野県(3.47)、宮城県(3.33)、沖縄県(3.33)、山梨県(3.27)、鳥取県(3.21)の順となっている。31都道県で増加がみられたが、16府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は2箇所(2県)、注意報レベルを超えている保健所地域は13箇所(1道6県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約10万人(95%信頼区間:9~10万人)となり、前週の推計値(約9万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳、5~9歳、10~14歳、15~19歳、20代、30代、40代、50代、60代、70歳以上の全年代がそれぞれ約1万人となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約2,241万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は164例であり、前週(209例)から減少した。42都道府県から報告があり、年齢別では0歳(12例)、1~9歳(29例)、10代(5例)、20代(1例)、30代(1例)、40代(2例)、50代(6例)、60代(14例)、70代(22例)、80歳以上(72例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第12~第16週)ではAH3型、B型、次いでAH1pdm09型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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