2018年 第14週 (4月2日~4月8日) 2018年4月11日現在

 2018年第14週の定点当たり報告数は2.00(患者報告数9,859)となり、前週の定点当たり報告数3.39よりも減少した。
 都道府県別では新潟県(8.03)、山形県(7.10)、岩手県(6.62)、秋田県(6.28)、青森県(5.91)、福島県(5.66)、北海道(4.81)、沖縄県(4.72)、石川県(4.67)、福井県(4.22)、富山県(4.17)の順となっている。全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は9箇所(1道6県)、注意報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約13万人(95%信頼区間:12~14万人)となり、前週の推計値(約21万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳、5~9歳、10~14歳、15~19歳、20代、50代、60代がそれぞれ約1万人、30代、40代、70歳以上がそれぞれ約2万人となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約2,222万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は185例であり、前週(311例)から減少した。39都道県から報告があり、年齢別では0歳(5例)、1~9歳(27例)、10代(2例)、20代(3例)、30代(4例)、40代(4例)、50代(4例)、60代(20例)、70代(37例)、80歳以上(79例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第10~第14週)ではB型が最も多く、次いでAH3型、AH1pdm09型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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