2018年 第13週 (3月26日~4月1日) 2018年4月4日現在

 2018年第13週の定点当たり報告数は3.39(患者報告数16,749)となり、前週の定点当たり報告数5.35よりも減少した。
 都道府県別では新潟県(12.90)、秋田県(10.74)、山形県(10.13)、岩手県(9.60)、青森県(8.51)、沖縄県(8.18)、富山県(8.08)、福島県(8.00)、福井県(7.75)、石川県(7.35)、北海道(6.71)の順となっている。全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は29箇所(1道10県)、注意報レベルを超えている保健所地域は4箇所(1道2県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約21万人(95%信頼区間:19~22万人)となり、前週の推計値(約34万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳、5~9歳がそれぞれ約2万人、10~14歳、15~19歳がそれぞれ約1万人、20代、30代、40代、50代、60代がそれぞれ約2万人、70歳以上が約3万人となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約2,209万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は312例であり、前週(434例)から減少した。42都道府県から報告があり、年齢別では0歳(10例)、1~9歳(49例)、10代(10例)、30代(5例)、40代(5例)、50代(9例)、60代(34例)、70代(53例)、80歳以上(137例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第9~第13週)ではB型が最も多く、次いでAH3型、AH1pdm09型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004 National Institute of Infectious Diseases Japan, Infectious Disease Surveillance Center.