2018年 第11週 (3月12日~3月18日) 2018年3月22日現在

 2018年第11週の定点当たり報告数は8.65(患者報告数42,764)となり、前週の定点当たり報告数12.05よりも減少した。
 都道府県別では秋田県(21.94)、新潟県(18.40)、福井県(17.69)、富山県(16.69)、岩手県(16.26)、石川県(16.23)、沖縄県(15.18)、青森県(15.14)、北海道(14.49)、山形県(14.10)の順となっている。1県(香川県)で前週の報告数よりも増加がみられた。46都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は157箇所(1道2府35県)、注意報レベルを超えている保健所地域は11箇所(1道1府7県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約50万人(95%信頼区間:47~53万人)となり、前週の推計値(約70万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約6万人、5~9歳が約8万人、10~14歳が約5万人、15~19歳が約3万人、20代が約4万人、30代が約5万人、40代が約5万人、50代が約4万人、60代が約4万人、70歳以上が約6万人となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約2,154万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は628例であり、前週(795例)から減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(19例)、1~9歳(97例)、10代(25例)、20代(5例)、30代(8例)、40代(12例)、50代(32例)、60代(51例)、70代(111例)、80歳以上(268例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第7~第11週)ではB型が最も多く、次いでAH3型、AH1pdm09型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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