2018年 第10週 (3月5日~3月11日) 2018年3月14日現在

 2018年第10週の定点当たり報告数は12.05(患者報告数59,575)となり、前週の定点当たり報告数17.42よりも減少した。
 都道府県別では秋田県(24.07)、福井県(21.19)、石川県(19.71)、沖縄県(19.67)、新潟県(19.62)、富山県(19.42)、北海道(19.39)、宮城県(19.15)、岩手県(18.80)、長野県(18.03)の順となっている。1県(福井県)で前週の報告数よりも増加がみられた。46都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は301箇所(全47都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は7箇所(1道1府5県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約70万人(95%信頼区間:66~74万人)となり、前週の推計値(約102万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約8万人、5~9歳が約11万人、10~14歳が約7万人、15~19歳が約4万人、20代が約5万人、30代が約6万人、40代が約8万人、50代が約6万人、60代が約7万人、70歳以上が約9万人となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約2,104万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は790例であり、前週(1,103例)から減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(21例)、1~9歳(120例)、10代(31例)、20代(4例)、30代(9例)、40代(23例)、50代(29例)、60代(77例)、70代(139例)、80歳以上(337例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第6~第10週)ではB型が最も多く、次いでAH3型、AH1pdm09型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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