2018年 第09週 (2月26日~3月4日) 2018年3月7日現在

 2018年第9週の定点当たり報告数は17.42(患者報告数86,179)となり、前週の定点当たり報告数22.64よりも減少した。
 都道府県別では北海道(27.19)、富山県(25.56)、秋田県(25.48)、沖縄県(25.35)、長野県(24.45)、宮城県(23.84)、岩手県(23.51)、高知県(23.23)、石川県(22.98)、愛媛県(22.95)、新潟県(22.36)、福島県(21.90)、徳島県(21.68)、岡山県(21.60)、愛知県(21.07)、山形県(20.85)の順となっている。4県(秋田県、富山県、石川県、福井県)で前週の報告数よりも増加がみられた。43都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は462箇所(全47都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は15箇所(1都1道2府10県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約102万人(95%信頼区間:97~108万人)となり、前週の推計値(約133万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約10万人、5~9歳が約16万人、10~14歳が約10万人、15~19歳が約6万人、20代が約7万人、30代が約9万人、40代が約12万人、50代が約9万人、60代が約9万人、70歳以上が約13万人となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約2,034万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,093例であり、前週(1,287例)から減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(32例)、1~9歳(151例)、10代(33例)、20代(12例)、30代(12例)、40代(26例)、50代(45例)、60代(100例)、70代(221例)、80歳以上(461例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第5~第9週)ではB型が最も多く、次いでAH3型、AH1pdm09型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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