2018年 第03週 (1月15日〜1月21日) 2018年1月24日現在

 2018年第3週の定点当たり報告数は51.93(患者報告数256,833)となり、前週の定点当たり報告数26.44よりも増加した。
 都道府県別では鹿児島県(86.53)、宮崎県(84.97)、福岡県(83.99)、大分県(82.40)、佐賀県(69.64)、長崎県(68.23)、静岡県(67.92)、熊本県(66.26)、沖縄県(64.70)、高知県(64.08)、三重県(62.43)、愛知県(62.12)、埼玉県(61.63)、千葉県(61.05)、山口県(57.54)、山梨県(56.78)、神奈川県(54.49)、愛媛県(53.72)、鳥取県(52.52)の順となっている。全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は453箇所(全47都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は92箇所(1都1道2府27県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約283万人(95%信頼区間:266〜300万人)となり、前週の推計値(約171万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約59万人、10代が約40万人、40代が約29万人、0〜4歳が約27万人、50代が約24万人、70歳以上が約23万人、30代が約22万人、15〜19歳が約21万人、60代が約20万人、20代が約19万人の順となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約837万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は2,370例であり、前週(1,742例)から増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(75例)、1〜9歳(478例)、10代(86例)、20代(26例)、30代(35例)、40代(63例)、50代(105例)、60代(251例)、70代(416例)、80歳以上(835例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第51週〜2018年第3週)ではAH1pdm09、B型の検出割合がほぼ同程度で、次いでAH3型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。

 



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