2018年 第02週 (1月8日〜1月14日) 2018年1月17日現在

 2018年第2週の定点当たり報告数は26.44(患者報告数130,682)となり、前週の定点当たり報告数16.31よりも増加した。
 都道府県別では宮崎県(52.83)、福岡県(41.58)、大分県(41.21)、鹿児島県(40.58)、沖縄県(40.23)、静岡県(39.76)、長崎県(37.97)、佐賀県(34.97)、熊本県(34.69)、鳥取県(33.28)、山梨県(32.56)、愛知県(32.41)、香川県(32.06)、高知県(31.73)、福井県(30.59)、茨城県(30.15)の順となっている。全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は187箇所(1都1道2府34県)、注意報レベルを超えている保健所地域は308箇所(全47都道府県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約171万人(95%信頼区間:153〜189万人)となり、前週の推計値(約124万人)よりも増加した。年齢別では、40代が約23万人、5〜9歳が約21万人、20代、30代、50代がそれぞれ約18万人、0〜4歳が約17万人、70歳以上が約16万人、10〜14歳、60代がそれぞれ約14万人、15〜19歳が約12万人の順となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約554万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,688例であり、前週(1,257例)から増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(50例)、1〜9歳(290例)、10代(51例)、20代(23例)、30代(29例)、40代(57例)、50代(74例)、60代(185例)、70代(310例)、80歳以上(619例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第50週〜2018年第2週)ではAH1pdm09が最も多く、次いでB型、AH3型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.