2017年 第51週 (12月18日〜12月24日) 2017年12月27日現在

 2017年第51週の定点当たり報告数は12.87(患者報告数63,774)となり、前週の定点当たり報告数7.40よりも増加した。
 都道府県別では宮崎県(26.03)、長崎県(25.57)、岡山県(25.19)、山口県(22.22)、大分県(20.95)、広島県(20.60)、福岡県(20.42)、長野県(20.08)、愛媛県(20.08)、埼玉県(19.57)、沖縄県(18.43)、熊本県(17.28)、佐賀県(15.95)、鹿児島県(14.76)、静岡県(13.99)、東京都(13.93)、滋賀県(13.72)、千葉県(13.01)の順となっている。全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は25箇所(1道1府12県)、注意報レベルを超えている保健所地域は246箇所(1都1道2府37県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約66万人(95%信頼区間:64〜68万人)となり、前週の推計値(約35万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約17万人、10〜14歳が約11万人、0〜4歳、40代が約7万人、30代が約6万人、15〜19歳、20代、50代がそれぞれ約4万人、60代、70歳以上が約3万人の順となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約158万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は551例であり、前週(272例)から増加した。46都道府県から報告があり、年齢別では0歳(29例)、1〜9歳(177例)、10代(49例)、20代(7例)、30代(7例)、40代(13例)、50代(12例)、60代(46例)、70代(83例)、80歳以上(128例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第47〜51週)ではAH1pdm09が最も多く、次いでB型、AH3型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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