2017年 第49週 (12月4日〜12月10日) 2017年12月13日現在

 2017年第49週の定点当たり報告数は4.06(患者報告数20,127)となり、前週の定点当たり報告数2.58よりも増加した。
 都道府県別では長崎県(10.51)、沖縄県(7.07)、大分県(6.84)、愛媛県(6.46)、宮崎県(5.88)、福岡県(5.79)、新潟県(5.76)、埼玉県(5.68)、宮城県(5.59)、栃木県(5.58)、佐賀県(5.46)、東京都(5.27)、岡山県(5.24)、広島県(5.16)、福井県(5.15)、熊本県(5.15)、三重県(4.83)、石川県(4.81)、長野県(4.75)、北海道(4.64)、山口県(4.57)、千葉県(4.50)、徳島県(4.14)、神奈川県(4.12)の順となっている。46都道府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、1県では前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は2箇所(2県)、注意報レベルを超えている保健所地域は33箇所(1都1道1府20県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約20万人(95%信頼区間19〜20万人)となり、前週の推計値(約12万人)より増加した。年齢別では、5〜9歳が約5万人、0〜4歳、10〜14歳がそれぞれ約3万人、30代、40代がそれぞれ約2万人、15-19歳、20代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人であった。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約57万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は138例であり、前週(117例)から増加した。40都道府県から報告があり、年齢別では0歳(5例)、1〜9歳(50例)、10代(6例)、20代(1例)、30代(7例)、40代(3例)、50代(5例)、60代(11例)、70代(18例)、80歳以上(32例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第45〜49週)ではAH1pdm09が最も多く、次いでB型、AH3型の順でみられた。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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