2017年 第48週 (11月27日〜12月3日) 2017年12月6日現在

 2017年第48週の定点当たり報告数は2.58(患者報告数12,785)となり、前週の定点当たり報告数1.47よりも増加した。
 都道府県別では長崎県(6.19)、沖縄県(6.00)、宮崎県(5.47)、愛媛県(5.05)、栃木県(4.88)、福岡県(4.33)、大分県(4.12)、石川県(4.08)、佐賀県(3.92)、新潟県(3.87)、宮城県(3.81)、埼玉県(3.39)、福井県(3.22)、東京都(3.17)、千葉県(3.15)、熊本県(2.90)、長野県(2.89)、神奈川県(2.87)、和歌山県(2.71)、三重県(2.64)の順となっている。全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は15箇所(1都10県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約12万人(95%信頼区間11〜13万人)となり、前週の推計値(約7万人)より増加した。年齢別では、5〜9歳が約3万人、0〜4歳、10〜14歳がそれぞれ約2万人、20代、30代、40代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人であった。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約37万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は116例であり、前週(94例)から増加した。33都道府県から報告があり、年齢別では0歳(5例)、1〜9歳(39例)、10代(6例)、30代(3例)、40代(3例)、50代(6例)、60代(5例)、70代(16例)、80歳以上(33例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第44〜48週)ではAH1pdm09が最も多く、次いでAH3亜型、B型が同程度にみられた。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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