2017年 第47週 (11月20日〜11月26日) 2017年11月29日現在

 2017年第47週の定点当たり報告数は1.47(患者報告数7,280)となり、2017/2018年シーズンで初めて全国的な流行開始の指標である1.00を上回った。
 都道府県別では沖縄県(4.88)、長崎県(4.47)、愛媛県(3.39)、宮崎県(3.20)、石川県(3.08)、宮城県(2.78)、新潟県(2.66)、栃木県(2.55)、福岡県(2.32)、大分県(2.24)、福井県(1.97)、東京都(1.86)、神奈川県(1.86)、広島県(1.70)、静岡県(1.65)、鹿児島県(1.61)、佐賀県(1.58)、和歌山県(1.51)の順となっている。全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は5箇所(4県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約7万人(95%信頼区間6〜8万人)となり、前週の推計値(約4万人)より増加した。年齢別では、5〜9歳が約2万人、0〜4歳、10〜14歳、30代、40代がそれぞれ約1万人であった。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約25万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は94例であり、前週(60例)から増加した。33都道府県から報告があり、年齢別では0歳(3例)、1〜9歳(30例)、10代(3例)、40代(1例)、50代(3例)、60代(7例)、70代(14例)、80歳以上(33例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第43〜47週)ではAH1pdm09が最も多く、次いでAH3亜型、B型が同程度にみられた。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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