2017年 第20週 (5月15日〜5月21日) 2017年5月24日現在

 2017年第20週の定点当たり報告数は1.05(患者報告数5,184)となり、前週の定点当たり報告数1.37よりも減少した。
 都道府県別では沖縄県(7.70)、岩手県(3.53)、山形県(3.15)、新潟県(2.81)、熊本県(2.56)、福井県(2.50)、福島県(2.40)、宮城県(2.15)、北海道(2.12)、大分県(2.10)の順となっている。12県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられたが、35都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は0箇所で、注意報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約5万人(95%信頼区間:4〜6万人)となり、前週の推計値(約8万人)よりも減少した。年齢別では、0〜4歳、5〜9歳、10〜14歳、15〜19歳がそれぞれ約1万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,696万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は53例であり、前週(67例)から減少した。30道府県から報告があり、年齢別では0歳(2例)、1〜9歳(14例)、10代(8例)、30代(3例)、40代(2例)、50代(2例)、60代(3例)、70代(5例)、80歳以上(14例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第16〜20週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH3亜型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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