2017年 第18週 (5月1日〜5月7日) 2017年5月10日現在

 2017年第18週の定点当たり報告数は2.03(患者報告数10,001)となり、前週の定点当たり報告数3.13よりも減少した。
 都道府県別では沖縄県(8.86)、新潟県(5.46)、北海道(4.39)、福島県(4.39)、福井県(4.22)、熊本県(3.56)、山形県(3.42)、長野県(3.42)の順となっている。3県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられたが、44都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は3箇所(3県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は6箇所(5道県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約11万人(95%信頼区間:9〜13万人)となり、前週の推計値(約16万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳、10〜14歳がそれぞれ約2万人、0〜4歳、15〜19歳、20代、30代、40代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,683万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は107例であり、前週(137例)から減少した。37都道府県から報告があり、年齢別では0歳(6例)、1〜9歳(30例)、10代(5例)、20代(1例)、30代(2例)、40代(2例)、50代(4例)、60代(12例)、70代(10例)、80歳以上(35例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第14〜18週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH3亜型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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