2017年 第16週 (4月17日〜4月23日) 2017年4月26日現在

 2017年第16週の定点当たり報告数は4.06(患者報告数20,127)となり、前週の定点当たり報告数3.98よりも増加した。
 都道府県別では新潟県(9.96)、沖縄県(9.55)、福島県(8.42)、北海道(7.35)、福井県(6.88)、山形県(6.85)、宮崎県(6.41)、石川県(6.27)、宮城県(5.47)、千葉県(5.39)、栃木県(5.24)、大分県(5.22)の順となっている。21都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられたが、26府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は7箇所(7道県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は17箇所(6道県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約20万人(95%信頼区間:17〜23万人)となり、前週の推計値(約22万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約4万人、10〜14歳が約3万人、0〜4歳、15〜19歳、20代、30代、40代がそれぞれ約2万人、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,656万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は205例であり、前週(240例)から減少した。42都道府県から報告があり、年齢別では0歳(8例)、1〜9歳(56例)、10代(9例)、20代(1例)、30代(3例)、40代(5例)、50代(6例)、60代(19例)、70代(30例)、80歳以上(68例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第12〜16週)ではAH3亜型とB型の検出割合が同程度で、次いでAH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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