2017年 第13週 (3月27日〜4月2日) 2017年4月5日現在

 2017年第13週の定点当たり報告数は6.78(患者報告数33,608)となり、前週の定点当たり報告数7.71よりも減少した。
 都道府県別では長崎県(15.63)、宮崎県(14.56)、沖縄県(12.90)、福島県(12.79)、佐賀県(12.72)、福井県(11.56)、石川県(11.29)、熊本県(10.34)、新潟県(10.30)、福岡県(9.86)、北海道(9.35)の順となっている。8県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられたが、39都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は56箇所(22都道県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は44箇所(18都道県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約37万人(95%信頼区間:34〜41万人)となり、前週の推計値(約43万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約7万人、0〜4歳、10〜14歳、30代、40代、70歳以上がそれぞれ約4万人、20代、50代、60代がそれぞれ約3万人、15〜19歳が約2万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,585万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は403例であり、前週(432例)から減少した。45都道府県から報告があり、年齢別では0歳(14例)、1〜9歳(79例)、10代(12例)、20代(7例)、30代(8例)、40代(4例)、50代(20例)、60代(30例)、70代(65例)、80歳以上(164例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第9〜13週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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