2017年 第06週 (2月6日〜2月12日) 2017年2月15日現在

 2017年第6週の定点当たり報告数は28.57(患者報告数141,666)となり、前週の定点当たり報告数38.14よりも減少した。
 都道府県別では高知県(41.63)、福岡県(39.77)、大分県(38.55)、鹿児島県(38.31)、愛知県(38.03)、宮崎県(36.64)、山口県(36.15)、長野県(35.47)、埼玉県(35.14)、福井県(35.06)、石川県(35.02)、長崎県(31.94)、千葉県(31.85)、佐賀県(31.79)、青森県(30.18)、山梨県(28.71)、静岡県(28.66)の順となっている。1県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられたが、46都道府県では前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は393箇所(45都道府県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は138箇所(38都道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約151万人(95%信頼区間:139〜163万人)となり、前週の推計値(約199万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約26万、10〜14歳が約20万人、0〜4歳が約17万人、40代が約16万人、30代が約15万人、70歳以上が約14万人、50代が約12万人、20代が約11万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約10万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,098万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,397例であり、前週(1,529例)から減少した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(45例)、1〜9歳(244例)、10代(62例)、20代(11例)、30代(21例)、40代(26例)、50代(44例)、60代(115例)、70代(247例)、80歳以上(582例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第2〜6週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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