2017年 第04週 (1月23日〜1月29日) 2017年2月1日現在

 2017年第4週の定点当たり報告数は39.41(患者報告数195,501)となり、前週の定点当たり報告数28.66よりも増加した。
 都道府県別では宮崎県(59.08)、福岡県(55.10)、愛知県(54.68)、埼玉県(51.68)、千葉県(51.40)、山口県(51.40)、大分県(51.12)、神奈川県(49.49)、静岡県(47.40)、三重県(45.58)、福井県(43.56)、岡山県(42.29)、佐賀県(41.92)、宮城県(41.84)、長野県(41.07)、石川県(41.02)、徳島県(40.54)、熊本県(40.51)、高知県(39.94)、大阪府(39.80)の順となっている。全47都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は355箇所(45都道府県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は184箇所(42都道府県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約201万人(95%信頼区間:188〜214万人)となり、前週の推計値(約161万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約35万人、10〜14歳が約32万人、0〜4歳、15〜19歳がそれぞれ約20万人、40代が約19万人、30代が約18万人、70歳以上が約16万人、20代、50代がそれぞれ約15万人、60代が約12万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約748万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,588例であり、前週(1,241例)から増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(61例)、1〜9歳(267例)、10代(66例)、20代(14例)、30代(27例)、40代(34例)、50代(41例)、60代(141例)、70代(293例)、80歳以上(644例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第52週〜2017年第4週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。



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