2016年 第20週 (5月16日〜5月22日) 2016年5月25日現在

 2016年第20週の定点当たり報告数は0.48(患者報告数2,357人)となり、前週の定点当たり報告数0.68よりも減少した。都道府県別では沖縄県(2.31)、青森県(2.17)、岩手県(2.00)、福島県(1.78)、鹿児島県(1.63)、佐賀県(1.56)、秋田県(1.43)、山形県(1.21)、新潟県(1.09)、北海道(1.08)の順となっており、6都府県で前週の報告数よりも増加がみられ、39道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは0箇所であり、注意報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約3万人(95%信頼区間:2〜3万人)となり、前週の推計値(約4万人)よりも減少した。2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,613万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は27例であり、前週(41例)から減少した。15府県から報告があり、年齢別では0歳(2例)、1〜9歳(6例)、40代(1例)、50代(1例)、60代(4例)、70代(3例)、80歳以上(10例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第16週〜2016年第20週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH1pdm09、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。




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