2016年 第17週 (4月25日〜5月1日) 2016年5月9日現在

 2016年第17週の定点当たり報告数は2.51(患者報告数12,362人)となり、前週の定点当たり報告数4.22よりも減少した。都道府県別では秋田県(11.02)、岩手県(9.03)、新潟県(7.83)、福島県(6.57)、青森県(6.15)、宮城県(6.15)、山形県(5.94)、沖縄県(5.40)、長野県(5.37)、北海道(5.15)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは18箇所(9道県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は8箇所(7道県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約12万人(95%信頼区間:11〜14万人)となり、前週の推計値(約20万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳、10〜14歳がそれぞれ約2万人、0〜4歳、15〜19歳、20代、30代、40代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,599万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は118例であり、前週(179例)から減少した。37都道府県から報告があり、年齢別では0歳(6例)、1〜9歳(42例)、10代(13例)、20代(3例)、30代(3例)、40代(5例)、50代(6例)、60代(7例)、70代(13例)、80歳以上(20例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第13週〜2016年第17週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH1pdm09、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。




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