2016年 第16週 (4月18日〜4月24日) 2016年4月27日現在

 2016年第16週の定点当たり報告数は4.22(患者報告数20,891人)となり、前週の定点当たり報告数5.06よりも減少した。都道府県別では秋田県(15.28)、岩手県(13.75)、新潟県(12.97)、青森県(11.15)、福島県(10.35)、宮城県(10.11)、山形県(9.46)、長野県(8.57)、北海道(7.68)の順となっており、8県で前週の報告数よりも増加がみられ、39都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは36箇所(14道県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は24箇所(12道県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約20万人(95%信頼区間:18〜22万人)となり、前週の推計値(約26万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約4万人、0〜4歳が約3万人、10〜14歳、15〜19歳、30代、40代がそれぞれ約2万人、20代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,587万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は177例であり、前週(255例)から減少した。38都道府県から報告があり、年齢別では0歳(12例)、1〜9歳(70例)、10代(7例)、20代(1例)、30代(4例)、40代(10例)、50代(8例)、60代(9例)、70代(16例)、80歳以上(40例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第12週〜2016年第16週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH1pdm09、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。




詳細     CSV形式


流行レベルマップの見方
     


Copyright ©2004-2008 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved.