2016年 第15週 (4月11日〜4月17日) 2016年4月20日現在

 2016年第15週の定点当たり報告数は5.06(患者報告数25,007人)となり、前週の定点当たり報告数7.02よりも減少した。都道府県別では秋田県(15.13)、岩手県(13.67)、青森県(13.65)、新潟県(13.38)、山形県(10.83)、福島県(10.34)、福井県(10.19)、長野県(9.47)、鹿児島県(9.28)、沖縄県(9.21)の順となっており、4県で前週の報告数よりも増加がみられ、43都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは52箇所(19道県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は20箇所(12都道県)であった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約26万人(95%信頼区間:23〜28万人)となり、前週の推計値(約39万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約5万人、0〜4歳が約4万人、10〜14歳、30代、40代がそれぞれ約3万人、15〜19歳、20代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約2万人の順となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,567万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は254例であり、前週(354例)から減少した。46都道府県から報告があり、年齢別では0歳(10例)、1〜9歳(91例)、10代(13例)、20代(1例)、30代(7例)、40代(2例)、50代(10例)、60代(17例)、70代(38例)、80歳以上(65例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第11週〜2016年第15週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH1pdm09、AH3亜型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。




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